らくご@座・キチム

会場 キチム

2016.2.25(木)

喬太郎・作 絵本
「ろじうらの伝説」
完成記念ライブ


子どもの本の出版社・あかね書房から
ばばけんいち(馬場憲一)編による
「古典と新作 らくご絵本」のシリーズより
柳家喬太郎の新作『路地裏の伝説』が
絵本になった記念の落語会。

語りの世界が絵になって
新たに広がるイマジネーション。

原作者・喬太郎師匠の思い、
画家ハダカズヒトさんの感性などなど
座談会でたっぷりひもとかれました。

<番組>
絵本朗読  はだか
座談会   喬太郎 ハダタカヒト はだか 小太郎
仲入り
馬のす  小太郎
スタンダップコミック はだか
明日に架ける橋  喬太郎

らくご@座・高円寺

会場 座・高円寺2

2016.3.3(木)

一之輔・天どん
新作江戸噺十二ヶ月(笑)


江戸が舞台の新作落語を
季節感を醸しながら作っていく企画、
その3回目。

一之輔は箱根の関所で
女性の出入りを取り調べる
「吟味婆(ぎんみばばあ)」を題材に
次から次とやってくる旅の女性を吟味吟味。

天どんは、甲州街道を駆け抜け
若鮎を江戸に運ぶ「鮎かつぎ」を題材に
道中のあれこれに巻き込まれながら・・・。

またもや誕生した、
新たな江戸の扉を開く「新作江戸噺」。
これで通算六席が生まれました。

ふたりのチャレンジまだまだ続きます。
次回開催は秋~初冬を予定。

そして最後は、
一之輔さんが天どんアニさんの手を取って?
「ごー、ごー、らくごー!」「おれたち、なかよし!」
の、たのしげなふたりでした。


<番組>
すこし立ちばなし
反対俥  天どん
吟味婆  一之輔
仲入り
愛宕山  一之輔
鮎かつぎ  天どん
もすこし立ちばなし

らくご@座・国立演芸場

会場 国立演芸場

2016.3.16(水)

忠臣蔵でござる 春宵特撰
ASANO meets 
HANGAN
浅野内匠頭と塩冶判官


時は元禄14年(1701年)3月14日、
赤穂藩主・浅野内匠頭は
吉良上野介への遺恨から刃傷に及び即日切腹。
        〇
その47年後、今に残る『仮名手本忠臣蔵』が
人形浄瑠璃として大坂・竹本座で初演されました。
そこで時代設定は江戸から
南北朝時代に置き換えられ
浅野内匠頭は塩冶判官として描かれました。
        〇
以後、『忠臣蔵』の浅野、『仮名手本忠臣蔵』の判官、
両人はあわせ鏡となって
長く伝え継がれてきたわけです。
そのあわせ鏡な両人に出逢える落語、浪曲を
ひと時に味わってみようという趣向。
        〇
語る気あふれて盛りあげた忠臣蔵研究家・もりいさん。
しかと受け止めた一之輔師匠。
笑って泣いて・・・武春さん。
端正とおかしみの両輪、吉坊師匠。
十八番至芸、一朝師匠。
まさに春宵一刻値千金の一夜でした。

<番組>
対談 もりいくすお×春風亭一之輔
    「一之輔さんに伝えたい!
    古今東西 浅野内匠頭勝手にベスト3」
ザ・忠臣蔵~田村邸の別れ(映像2012) 国本武春
狐芝居 桂吉坊
仲入り
淀五郎 春風亭一朝

らくご@座 supported

会場 国立演芸場

2016.3.27(日)

立川志らら
真打昇進披露興行


立川志らく門下で2015年秋に真打昇進した
立川志ららの真打昇進披露。
国立演芸場は満員御礼!
     〇
にぎにぎしいプログラムの連続に
口上挨拶では花緑師匠が
五代目・小さんから談志、志らく、志ららとつながる
思いひとしおの系譜を語りつづって拍手喝采。
なにかと華やかな披露目となりました。

<番組>
幇間腹  木久蔵
漫才  高田文夫・松村邦洋
権助提灯  花緑
漫才  つつまつ/松本明子・筒井真理子
死神  志らく
仲入り
口上  木久蔵(司会) 花緑 志らら 志らく
宿屋の富  志らら

らくご@座・紀伊國屋

会場 紀伊國屋ホール

2016.4.1(金)

白鳥・三三 両極端の会
vol.10


芸風が違い過ぎるふたりの会も
こつこつのんびり足かけ8年で10回目。
名物企画の「宿題」は、
三三さんから白鳥アニさんへ
「第十回だから、10にちなんだハナシを~」
     〇
前半は三三さんが「百年目」
後半は白鳥さんが「十」をお題に
落語界のホットな話題を盛り込みながら
若手女流落語家がまさかの恋に翻弄される
新作長編を披露。
「百」から「十」へ、やっぱり両極端な一夜でした。
     〇
そして次回からはお互いに宿題を出しあう
ダブル宿題形式となります。
白鳥さんから三三さんへの宿題は
「白鳥新作から落語家が主人公の噺をやって」
三三さんから白鳥さんへの宿題は
「文七元結をもとにした噺をやって」
    〇
次回、vol.11は2017年春開催予定です。


<番組>
トーク
百年目  三三
仲入り
人生の選択  白鳥
トーク

らくご@座・高円寺

会場 座・高円寺2

2016.6.7(火)

雲助・白酒 あそびづくしの会


「舟づくし」「こわ~ぃづくし」「女づくし」に続く
づくしの趣向は「あそび」
     〇
雲助&白酒師弟がそれぞれの引き出しから
どんな演目を選びあうのか。
毎回、並んだ演目を眺めて「なるほど~」となる
企画でございます。
     〇
昨今は中々聴けない
思いもよらぬ演目も飛び出し・・・・
「あそびごころ」に悶絶の一夜となりました。


<番組>
手紙無筆 はまぐり
笠碁   白酒
明烏   雲助
仲入り
粟餅   雲助
大山詣り 白酒

らくご@座・イイノホール

会場 イイノホール

2016.8.7(日)

柳家さん喬 牡丹燈籠 全段通し


さん喬版「牡丹燈籠」、三度目の夏。

円朝原本を繊細に斟酌しながら
噺の全像を肚で捉え
語りながら紡いでゆく独自の挑み。

今夏ならではの
新たな解釈、展開、台詞が随所にあふれた
三時間に及ぶ独り語り。
まさしく一夏一会の忘れ難い高座となりました。


<番組>
牡丹燈籠 通し  さん喬
仲入り
牡丹燈籠 通し  さん喬

らくご@座・高円寺

会場 座・高円寺2

2016.8.14(日)

川柳川柳 昭和音曲噺
夏のガーコン祭り
これぞガーコン大特集


戦前戦中の唱歌・流行歌・軍歌がたっぷりとつまった
川柳川柳師匠の十八番ネタ『ガーコン』。

毎年〈終戦の日〉にあわせ、高座から平和を祈念しつつ
心ゆくまで『ガーコン』を堪能しようというのが
この、夏のガーコン祭り。

今年で数えて8年目。
川柳師匠、御年85歳。

つくし、面白オリジナルソング
はだか、珍しモダンソング
小せん、お見事ガーコン迄のヒストリー
そして今年も年齢を無視した1時間に及ぶ
川柳、大ガーコン!
のびやかな歌声とガーコン立ちに
会場はこれ以上ない拍手喝采に包まれました。


<番組>
オープニングアクト  つくし
ガーコンあれこれ   はだか
ガーコン序      小せん
仲入り
パフィーde甲子園~大ガーコン  川柳

らくご@座・イイノホール

会場 イイノホール

2016.8.17(水)

柳家小満んを
扇辰・喬太郎がふたり占め


噺の宝庫にして、江戸の風趣に富み
飄々とした高座でプロの噺家が憧れる
当代ナンバーワンの柳家小満ん師匠。

敬愛する小満ん師匠へ
超こだわりなリクエストが実現。

現在刊行中・小満ん速記集「」から
二人其々にリクエスト演目をセレクト。
扇辰・喬太郎の両師匠による
リクエスト候補は以下でした。

扇辰「湯屋番」「江戸の夢」「紫檀楼古木」
喬太郎「源平盛衰記」「御用」「探偵うどん」「派手彦」

そして、小満ん師匠が選んだのは
「江戸の夢」「派手彦」

三者の思いが「噺」でつながった
レアなひと時・・・

扇辰・喬太郎のおふたりを通して
小満ん師匠の魅力に
たっぷりひたった一夜でした。


<番組>
ごあいさつ 扇辰・喬太郎
にゅう  喬太郎
派手彦  小満ん
仲入り
麻のれん  扇辰
江戸の夢  小満ん
座談会

らくご@座・高円寺

会場 座・高円寺2

2016.8.30(火)

さらば橘家文左衛門
白鳥・遊雀の忘れたくない
思い出づくり


三代目・橘家文蔵襲名を目前に
文左衛門時代との最後の思い出づくり。
それは、古典・新作、両方でのWリレー落語。
       〇
遊雀はなんと「文七元結」
しかも、吾妻橋でまさかの事態に。
リレーのバトンを渡された文左衛門が
追い詰められながらも独自の展開で
見事に着地。
      〇
そして白鳥は「メルヘンもう半分」
ファンタジーなキャラ満載の強烈な新作を
文左衛門が羞恥心をかなぐり捨てて
真っ向から受けてたちました。
       〇
まさに、忘れたくない思い出が刻まれて
超レアな文左衛門に爆笑渦巻く会となりました。



<番組>
ごあいさつ 白鳥・遊雀
文七元結  遊雀~文左衛門
仲入り
メルヘンもう半分 白鳥~文左衛門
ごあいさつ 全員

らくご@座・兵庫県立芸術文化センター

会場 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2016.9.18(日)

白鳥・三三 両極端の会
inひょうご
~まさかの第二回ですよ
白鳥アニさん~


あの両極端コンビが2014年に続いて
兵庫に登場。
オープニングでためしに
「白鳥アニさんを初めて観るという方は?」
とお客さんにアンケートを取ると、
なんと6割の方が挙手・・・
       〇
ホームなのかアウェーなのか不安抱きつつも
始まったらノンストップで笑いっ放し。
白鳥さんの「牡丹の怪」、
三三さんの任侠流山動物園が大炸裂!
       〇
兵庫の皆さん、かなりの両極端好きです。



<番組>
ごあいさつ  白鳥・三三
転宅     三三
牡丹の怪   白鳥
仲入り
アジアそば  白鳥
任侠流山動物園 三三
ごあいさつ  白鳥・三三


らくご@座・紀尾井小ホール

会場 紀尾井小ホール

2016.9.23(金)

玉川奈々福
喬太郎アニさんをうならせたい



浪曲界を疾走するアネゴ、玉川奈々福。
そんなアネゴの視線の彼方に、
常に見えていた特別な存在。
それが柳家喬太郎アニさん。
       〇
そんなアニさんをとにもかくにも「うならせたい」と
奈々福節は古典浪曲・甚五郎ものの一席
「小田原の猫餅」を禁断のウルトラ化!
不思議な猫の彫り物の代わりカネゴン・・・・
まさかの展開に場内は大爆笑。
      〇
受けて喬太郎「まだまだ甘い!」
とウルトラマニアのこだわりで斬って落とす
容赦ない展開も(笑)
      〇
そして主題の、御題競演。
第一幕の御題は「男」
お互いに繰り出したのは・・・・
       〇
不条理と家族を背負った男の悲哀
「ぺたりこん」(喬太郎)
まさかの((BL))括りをカミングアウト!?
馬術と人柄を通して結ばれる男と男
「寛永三馬術 曲垣と度々平」
沢村豊子師匠のバチ捌きも
力強さと軽やかさの曲師無双。
       〇
エンディングでは、
「祖師ヶ谷大蔵のカネゴン餅」で
「思いついたら創らずにいられないんです」の
奈々福発言を評し、喬太郎アニさんが
うなりポイント「1うな」を進呈。
たまると何かが起こるこの「うなポイント」
気になります・・・




<番組>
ごあいさつ  全員
祖師ヶ谷大蔵のカネゴン餅  奈々福 曲師:豊子
「男」のはなし 奈々福 豊子
ぺたりこん  喬太郎
仲入り
寛永三馬術 曲垣と度々平  奈々福 曲師:豊子
エンディング  全員

らくご@座
zap-toneT produce

会場 渋谷大和田伝承ホール

2016.9.27(火)28(水)

桃月庵白酒 長月二夜
志ん生蔵出し



古今亭一門の大師匠である
名人・志ん生の十八番に挑む二夜・・・
       〇
「黄金餅」
「お直し」
落語ファンもおのずと前のめりになる演目を
白酒流の小気味いい語りで見事結実。
      〇
当代の古今亭スピリッツを
当代の観客が満喫した
記念碑的公演となりました。



<第一夜>
白酒  替わり目
米粒写経 猪木落語
白酒  寝床
仲入り
白酒  黄金餅


<第二夜>
白酒  親子酒
松之丞 宮本武蔵伝~山田真龍軒
白酒  幾代餅
仲入り
白酒  お直し




らくご@座・高円寺

会場 座・高円寺2

2016.10.11(火)

一之輔・天どん ふたりがかりの会
新作江戸噺十二ヶ月(笑)

江戸が舞台の新作落語を
季節感を醸しながら作っていく企画、
その4回目。

一之輔は、とある地方の藩を舞台に
城から時を告げる太鼓番、
時を無くしたい長屋衆、
そして城中転覆を狙う謎の一団と猿!?という
三つどもえの活劇を展開。
笑いに満ちたサスペンスの一席となりました。
      〇
天どんは、庶民が楽しんでいた富くじを題材に
公の富くじと、裏の富くじの狭間で起きた
ひと騒動を描き、新たな「富くじ」落語を見事創作。
      〇
またもや誕生の「新作江戸噺」。
これで通算八席が生まれました。
ふたりのチャレンジ、
いよいよ残すところあと2回です。


<番組>
ごあいさつ
牛の子  天どん
時太鼓  一之輔
仲入り
めがね泥  一之輔
影富(かげとみ)  天どん

らくご@座・イイノホール

会場 イイノホール

2016.12.21(水)

忠臣蔵でござる
第一回 紅白根多合戦


年末恒例公演、東京ではこれが6回目。
今回は紅白に別れて、落語、講談、浪曲での
忠臣蔵ネタをたっぷり。

白組勝利を発表に79歳沢村豊子師匠が物言い。
紅組一同による俵星玄蕃が飛び出して紅組逆転勝利へ。
ラストは小満ん師匠が粋な手締めを披露し
討ち入り公演は終幕となりました。


<番組>
紅白両キャプテン選手宣誓  喬太郎 豊子 はだか
四段目  こみち
聖夜の義士  喬太郎
電報紹介  一之輔 豊子 はだか
スキスキ金衛門さま  神田茜
山岡角兵衛  柳家小満ん
仲入り
漫才  一之輔・天どん
赤垣源蔵徳利の別れ  奈々福 (曲師・沢村美舟)
結果発表 きいち
俵星玄蕃  紅組一同
結果発表~手締め